オペ室看護師は、オペが予定通り円滑に進行するようにサポートする役割を担います。看護師がオペ室で仕事をする際には、特別な資格は必要ありません。そのため、看護師の資格だけでオペ室看護師として配属される可能性があります。
オペ室での役割には2つあり、一つがオペに必要な器械を執刀医に渡す器械出しの看護師です。そして、オペ前の患者さんの訪問やオペ中の患者さんの状態把握、オペ後の患者さんのケアなどオペの全てのシーンで関わってくる外回りの看護師が挙げられます。どちらのオペ室看護師も、重要な役割を担っています。オペ室看護師は、器械出しと外回り両方の業務を行えるように研修を受けることが少なくありません。病院によっては、一人で両方の業務を行うこともあるでしょう。
オペの種類はさまざまで、学ぶべきことも多いです。オペ室看護師は常に勉強し、自分のスキルを上げていくことが求められます。また、オペ室は多くの経験を積めるため、看護師としてスキルアップしたい場合に選ばれる配属先でもあります。
オペ室看護師としてスキルアップしたい際には、手術看護認定看護師という資格取得を目指すのも良いでしょう。手術看護認定看護師になるには、5年以上の実務経験と3年以上の手術看護経験、認定看護師教育課程の修了が条件です。手術看護認定看護師は、オペに関わる医療従事者、病棟や外来の看護師にも教育・指導できるような、高度なスキルを持ち合わせた看護師となります。